結婚費用の相場
結婚にはお金がかかります。地味婚などと言われ、結婚式にお金をかけないケースもありますが、
やはり多くの人にとっては一生に一度の晴れ舞台、できるだけ華やかで印象深い式を挙げたいものでしょう。
では結婚式から新生活の開始まで、結婚にはどの程度のお金がかかるのでしょうか。
全国平均の相場もあります。2005年のデータとなりますが、全国平均で約382万円。
民間のサラリーマンの平均年収が400万円を切る時代であることを考えると
やはり相当な数字といえるでしょう。
なお、このうち結婚式や披露宴、パーティーに関わる費用が約293万円。
やはり式関連の費用が大半を占めていることがわかります。
ほかの費用としては婚約指輪や結婚指輪、新婚旅行などもあげられるでしょう。
これらの費用は100万円前後と、それほど高い数字ではないことがわかります。
なお、よく県民性と結婚費用の関わりが指摘されますが、
実際に挙式・披露宴にかかる費用は県によって大きなバラツキが見られ、
東北が高く、関西、九州方面は低い傾向が見られます。
たとえば北関東全体のへ平均が約434万円、関西は約349万円となります。
どの地域に住んでいるかだけでなく、結婚相手の出身地によっても費用が変わってきそうです。
これは親族との兼ね合いもあり、本人たちが節約しようと思ってもどうにもならない面もあるようです。
さらに結婚費用の範囲を拡大し、
新婚生活を開始するための諸費用を含めた平均になると約534万円にまで拡大します。
この場合は新居の準備や引越し費用、家具・家電などの購入などが含まれますから
仕方がない部分といえるかもしれません。
ただ、多くの人にとっては1年間の収入を上回る支出が求められる点は覚えておく必要がありそうです。